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    空き巣に狙われやすい家の特徴 5選!侵入経路や手口も解説

    空き巣に狙われやすい家の特徴
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    突然ですが、もし仮にあなたが空き巣をするなら
    どんな家を狙いますか?

    実際に入る家をイメージすると
    あなたの家や、実家 さらにはズボラな知人の家が浮かんできませんか?

    なぜならその家のことを完全に熟知していますからね。
    人がいない時間、防犯対策の有無、締めていない窓や、合鍵の隠し場所です。

    空き巣もそうです。

    あなたの家をじっくり下見して
    盗みに入るための情報を頭に入れていますので
    いざやる時は、ほんの数分で仕事が終わります。

    空き巣だって段取り八分仕事二分です。

    下見を済ませて
    あとは当日盗みに入るだけって状態の人を
    逮捕することはほぼ出来ないので厄介です。

    なのでこの記事では空き巣が下見をした際に
    「ここはイケそうだ」と思うような
    家のパターンをお伝えしますので

    マネしないでくださいね

    目次

    はじめに知っておきたい侵入犯罪の脅威

    まずは空き巣をはじめとした侵入犯罪のことについて
    説明したいと思います。

    今回は警察庁の実際のデータを参考に作成しております。
    こちらの公式ページで網羅的に掲載しているものを、一覧にまとめた記事になっていますので、読みやすい方で見てください。

    \参考にした警察庁のサイトはこちら

    侵入犯罪の発生場所

    空き巣 発生場所

    あなたの住んでいる家はマンションですか?それとも一戸建て?
    ここでは空き巣や強盗を対象とした侵入犯罪の発生場所
    グラフ化してますので、あなたに合った防犯対策の参考にしてください。

    発生場所別認知件数
    一戸建住宅
    30.5%
    共同住宅(3階建以下)
    7.3%
    共同住宅(4階建以上)
    3.8%
    一般事務所
    9.7%
    商店
    6.3%
    生活環境営業(パチンコ店・ホテル・深夜飲食店等)
    8.1%
    金融機関等
    0.5%
    その他
    33.8%

    このように一戸建住宅が一番
    空き巣の被害になっていることが分かります。

    これを見て私は
    個人宅を対象に起こっている被害に着目しました。

    こちらは令和5年の窃盗犯罪の発生件数です。

    発生場所総数
    一戸建住宅13,490件
    共同住宅(3階建以下)3,213件
    共同住宅(4階建以上)1,676件

    最近の共同住宅はオートロック・防犯カメラが
    当たり前のように設置されているので
    侵入犯罪はまだ防犯カメラを付けていない場所に多いと感じました。

    その他発生場所は、おそらく防犯カメラを設置している可能性が高いので
    たぶん覚悟決めちゃった強盗犯でしょう。

    【建物別】侵入窃盗の侵入口

    各建物の種類によって、件数が大きく変わっていることを
    おわかりいただけたので
    次は建物別の侵入口をご紹介します。

    一戸建住宅|総数13,490件(令和5年)
    53.5%
    表出入り口
    21.3%
    その他の出入り口
    14.5%
    非常口
    0.1%
    不明
    7.9%
    その他
    1.9%

    一戸建ては窓が圧倒的ですね。件数も窓だけで7,448件と ぶっちぎりです。

    共同住宅(3階建以下)|総数3,213件(令和5年)
    40,7%
    表出入り口
    47.3%
    その他の出入り口
    2.3%
    非常口
    0.1%
    不明
    8.0%
    その他
    1.6%

    共同住宅(3階建以下)では件数が
    一戸建住宅より1/4以下の件数となりました。
    そして窓と正面玄関が逆転しましたね。
    3階の窓から侵入するとは驚きです。

    共同住宅(4階建以上)|総数1,676件(令和5年)
    24.5%
    表出入り口
    60.7%
    その他の出入り口
    1.9%
    非常口
    0.1%
    不明
    12.0%
    その他
    0.8%

    件数はさらに約1/2程度に減り、侵入口は正面玄関が圧倒的となりました。

    【建物別】侵入窃盗の侵入手口

    建物別の侵入口を見ていただいたので
    次はどうやって侵入しているのか
    その手口をご紹介します。

    一戸建住宅|総数13,490件(令和5年)
    無締まり
    46.3%
    ガラス破り
    35.8%
    ドア破り
    2.5%
    その他の施錠開け
    2.3%
    合鍵
    2.6%
    戸外し
    0.6%
    その他
    3.5%
    不明
    6.4%

    この結果を見て
    一戸建住宅の窓のカギを締めない人が多いことが分かります。

    一戸建住宅にお住いのあなたは
    2階の窓、締めてますか?

    わたしは開けていました。マジで怖い。

    共同住宅(3階建以下)|総数3,213件(令和5年)
    無締まり
    49.9%
    ガラス破り
    18.5%
    ドア破り
    1.2%
    その他の施錠開け
    2.8%
    合鍵
    13.5%
    戸外し
    0.2%
    その他
    3.7%
    不明
    10.2%

    ここでも同様の結果が出ましたね。
    やはり窓と正面玄関の無施錠・強行突破が大多数です。

    共同住宅(4階建以上)|総数1,676件(令和5年)
    無締まり
    41.6%
    ガラス破り
    10.2%
    ドア破り
    2.0%
    その他の施錠開け
    1.8%
    合鍵
    20.2%
    その他
    8.9%
    不明
    15.1%

    ここでは4階以上ということもあり
    無締まりや合鍵を使った正面玄関からの侵入が大きな割合を見せていますね。

    正直4階以上で窓ガラスを破って侵入してくるって
    普通、思わないですよね。犯人、隣人かな?笑

    以上が侵入犯罪の脅威でした。
    改めて自分の防犯意識のレベルに焦りを感じました。

    いよいよ本題の空き巣に狙われやすい家の特徴5選です。

    留守が分かりやすい家

    空き巣は大前提として、盗みに入る家には誰もいない事が条件です。

    なぜなら
    • 留守中に侵入をするから空き巣。住人在宅時にするのは強盗。
    • 早く終わらせて、誰にも見られずに逃げ切るまでが仕事だから。

    そのために必ず下見をします。
    家全体から、各ポイントを見れるだけチェックして
    いる時間といない時間を把握します。

    見ているポイント
    • 駐車場の車の台数
    • 夕方~夜間に電気が点いていない家。
    • 住人全員がいなくなる時間帯が割り出しやすい。
    • 日中の人が出入りする回数

    留守になる時間帯をおおよそ把握したら
    次は留守であることを確かめます。
    その恐ろしい方法はこちら。

    留守を確認する方法
    インターホンで呼ぶ
    45.7%
    動きを見張る
    20.0%
    電話をかける
    5.7%
    ガラスに石を投げる
    5.7%
    カーテンの閉まり具合を見る
    5.7%
    郵便物の溜まり具合を見る
    5.7%
    その他
    11.4%

    例)狙った家の家族構成は4人。
    子育て夫婦と小学生の子供が2人。家に車は2台。

    日中、車が2台とも出払っていた場合は
    留守であることがほぼ確実になる。
    子供は学校。大人2人がそれぞれの車で外出しているんだろうな。と考えるからです。

    あとはスーツか作業服でも着て、営業マンを装い
    インターホンを鳴らせば
    留守であることを確認できるワケです。

    これは一例ですが、留守になるのは仕方がありません。
    ほとんどの家庭にこのようなシーンはあるのではないでしょうか。

    防犯対策が不十分な家

    防犯対策が不十分な家だと空き巣に思われてしまったら
    狙われる可能性が高くなります。

    なぜなら
    • 防犯意識が低いと思われるから
    • 高価なものがありそうな場所にありそうだから
    • 侵入しやすそうだし、警報やカメラは無さそうだから

    外から見て防犯対策が不十分なのに
    あっさり入れた家の中は
    しっかり対策してある家って
    あまり意味がないですよね。

    見ているポイント
    • 防犯カメラやセンサーライトの有無
    • 郵便物が溜まっているポスト
    • 放置されて雑草が生えている個所
    • 無造作に置かれた価値のあるモノ
    • カーテンの開き具合

    このあたりを一通り見れば
    住人の防犯意識レベルがざっくり計れます。

    上記項目はほとんど該当しているのに
    何故か防犯カメラが3か所取り付けられている。
    なんて家は、ないと思いますが
    もしそんな家を見たら
    私が空き巣なら諦めます。

    外部からの視界が悪い家

    • 高い塀や植え込みで囲まれていて、外部から中が見えにくい。
    • 隠れる場所が多い家(玄関前や庭)。
    なぜなら
    • 人に見つかりにくいから
    • 一番の難関である侵入に集中できるから。

    プライバシー保護を意識しすぎて
    頑丈なコンクリートの壁を
    玄関前にドーン!と建ててあれば
    外から中の様子が見えませんので
    空き巣にとっては好都合。

    見ているポイント
    • 立派な外構
    • 隣家とのスキマ
    • 向こうが見えない植え込み

    要は侵入場所が死角になっているかチェックしています。

    高価な物が見える家

    外部からぱっと見で高価なものが見えれば
    もちろん狙われる可能性が高くなります。

    なぜなら
    • 同じリスクなら一回で得られる金品は多い方がいいから
    • 盗るものがすぐに見つかるから犯行時間を減らせる

    要するに空き巣の時給を上げるからです。

    見ているポイント
    • 駐車場に停まっている車や自転車
    • 窓から見える高価なモノ
    • 明らかにお金持ちっぽい家の外観

    外から見ただけでお金持ちそうな家は
    空き巣であっても、空き巣予備軍でも
    つい出来心を生んでしまいます。

    窓が多い家

    空き巣被害で一番多かったのが
    一戸建住宅の窓から
    であることはお分かりいただけたと思います。

    別の侵入口から犯行に及ぶ空き巣も
    絶対に一度は窓をチェックすると思いませんか?

    窓が多いということは
    入る場所が多いということになります。

    なぜなら
    • 空き巣は窓から入る
    • 正面玄関ほど強固なセキュリティではないから
    • 窓は外から死角になっている場所があるから

    中学生のころ、私の知人に玄関を使わない人がいました。
    彼の部屋は一軒家の1階部分でしたので
    いつもそこから出入りしていました。

    そんな人でもない限り
    人が自宅の窓から出入りするなんて
    あまり考えないですよね。
    だから疎かになりがちなんです。

    見ているポイント
    • 窓の下にエアコンの室外機や登るために使えそうなモノがあるか
    • 割りやすいか
    • 目立ちにくいか
    • 入り易いか

    例えば、田舎の一戸建住宅をランダムで10件選んで
    全ての窓を開けようとすると
    ひとつぐらい開きそうな気がしませんか。

    まとめ

    冒頭から空き巣の心理になってみて
    考えてきましたが
    逆に、仮にあなたの家に入る空き巣は
    どんな人が犯人だと思いますか?

    本当に誰かわかりませんよ。
    お向かいさんやお隣さんは
    たぶんあなたの留守や死角
    合鍵の隠し場所など
    知っているかもしれませんし

    そこに訪れている方かもしれません。

    そんな不安ばかり感じていては
    ストレスになると思うので
    もし狙われた家でも助かる方法
    最後にお伝えしていこうと思います。

    まずはこのデータをご覧ください。

    侵入を諦める時間
    2分以内
    17.1%
    2分超え5分以内
    51.4%
    5分超え10分以内
    22.9%
    10分以上
    8.6%

    侵入開始から5分を経過したときに
    約7割の犯人は侵入を諦めています

    5分耐えてください。
    何でもありです。5分耐えれば
    助かる可能性は68.5%

    そもそも防犯カメラがこっちを向いていれば
    私なら別の家に行きますけどね。

    一戸建住宅が共同住宅に比べて
    明らかに被害件数が多い理由は
    防犯カメラの設置率にあると思います。

    最後まで読んで下さり
    ありがとうございます。
    このサイトでは今後も
    犯罪心理学や防犯のプロのデータを参考に
    日々の生活に役立つ防犯情報を発信していきます。

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